発生主義が記帳の原則となるものです
費用や売上、その計上のタイミングについては「発生主義」と「現金主義」といった二つの会計方法があります。その違いとは。また特に物販を行う個人事業者向けに、アマゾンセラーセントラル の売上データを取り込める発生主義の会計ソフトもご案内します。


【1】発生主義とはなにか

1-1.取引が発生(確定)した日付で計上するものです

たとえばこんな取引から見てみましょう。

【事例1】
12月10日、5,000円のプリンター用インクリボンを現金で購入しました。



この取引を記帳する場合、仕訳は、

  • 日付)12月10日
  • 借方)消耗品費:5,000円
  • 貸方)現金:5,000円

となりますね、
そしてこの5,000円は12月度の経費として計上されます。


ではもしこの時の支払いをカードで行ったらどうなるのでしょうか。

【事例2】
12月10日、5,000円のプリンター用インクリボンをクレジットカードで購入し、1月27日に代金が口座より引き落とされました。


このような場合ですね。購入したのは12月、でもお金を払ったのは1月です。購入代金5,000円をあなたなら何月の経費にしますか。この5,000円を、取引が発生(確定)した12月10日の日付で経費として計上するのが「発生主義」です。


仕訳も2回に分かれます

この場合、仕訳(記帳)も購入日と代金決済時の2回に分かれます。ただここで「仕訳ってなのこと」という方はあまり深く考えなくても大丈夫です。お金を支払った日ではなく「取引が発生(確定)した日が計上日である」といったことがわかればいいのです。

仕訳をしてみましょう

では【事例2】の取引を仕訳してみましょう。

購入日

  • 日付)12月10日
  • 借方)消耗品費:5,000円
  • 貸方)未払金:5,000円



代金決済日

  • 日付)1月27日
  • 借方)未払金:5,000円
  • 貸方)普通預金:5,000円



わかりますね、これが「発生主義」でありこの方法が記帳の原則となるものです。確定申告において白色申告でも青色申告でも、計上方法はこの発生主義で行われることが原則となっています。



【2】現金主義とはなにか

2-1.お金が動いた日付で計上するものです。

これに対し、あくまでもお金が動いた日付【事例2】の場合でしたら、1月27日で経費として計上するのが「現金主義」です。
仕訳をしてみると・・・

  • 日付)1月27日
  • 借方)消耗品費:5,000円
  • 貸方)普通預金:5,000円

このように、代金を支払った(お金が動いた)日付で記帳するため、経費も1月度の計上となり記帳も一発で済ますことが出来ます。

2-2.現金主義で記帳したければ

ただし確定申告においては、発生主義による記帳が原則ですね。ただどうしても現金主義で行いたい場合は「現金主義による所得計算の特例を受けるための手続」が必要となります。


また「小規模事業者の要件に該当する青色申告者である」などといった条件もクリアしなければなりません。また小規模事業者とは『その年の前々年分の不動産所得の金額及び事業所得の金額(事業専従者給与(控除)の額を必要経費に算入しないで計算した金額)の合計額が300万円以下であること』とされています。詳しくはこちらを。



【3】「売上計上のタイミングは

3-1.基本は「商品を相手先に引き渡した日」です

では売上計上のタイミングはどうでしょう、現金主義では「お金が振り込まれてきたら計上」ですね。発生主義の場合は、商品やサービスの代金を受け取ることが「確定」した時点で計上とします、債権が確定したタイミングですね。


収益の客観性や確実性から通常「商品を相手先に引き渡した日」としますので、

  • 出荷基準:出荷日で計上
  • 納品基準:納品日で計上
  • 検収基準:検収日(得意先より品質・数量など問題なしと判断された日)で計上

などの基準に合わせ計上されます。オークションでの売上は落札が確定した時点ではなく、発送のタイミングや商品受取連絡後で計上したほうがよさそうです。



【4】「せどり」アマゾンの場合はどうなるのでしょう

4-1.2週間に一度の振込ですが

アマゾンの場合、2週間に一度、手数料などを相殺された売上金が振り込まれてきますね。期中はこの入金のタイミングで売上と費用を計上し、12月のみ注意して31日までの未収金を計上すればよい、といった手法もあるようです。じつに合理的ですね。しかしこれは「現金主義」ではないでしょうか。

4-2.税務署は都合のよいことは言いません

税務署に聞いてみると「管理画面で売上を確認したら、その都度売上を計上してください」」とのことでした。そりゃそうですね。「ええ、最終的につじつまさえ合えば文句はありませんよ!」そんな都合のよいことを税務署が言うわけがありません。さて、どうしますか。


でも、あまり深く考えなくてもいいことかもしれません。ただ個人事業主であるあなたなら、ここで会計ソフトに投資してみるといった手もあるのです。

【5】Amazon セラーセントラルの売上データを取り込める会計ソフト!

5-1.外部サービスの売上データや利用履歴を取り込む機能が

このソフト、たとえばこんな機能が紹介されています・・・。

freeeをAmazonの出品・出店サービスと連携すると、Amazonからの支払いが確定する度に(通常は2週間に1回)、売上・手数料データなどを注文番号ごとにまとめて、取引として取り込みます。この時点では、まだ売上が入金されていませんので、Amazon口座は売掛金に相当します。売上代金がAmazonから銀行口座へ入金されると、その金額をAmazon口座から銀行口座への口座振替として登録し、当該売掛金を消し込みます。



支払いが確定した段階で売上・手数料データを注文番号ごとにまとめて売掛金として計上し、そのご入金があったら売掛金を消す流れですね。

5-2.全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」

このfreeeとは全自動のクラウド会計ソフトですが、その機能の一つにアマゾンだけではなく店舗の売上データ、電子マネーの利用明細など、いろいろなサービスのデータを自動で取り込んでくれるといったこともしてくれます。たとえばその一部をあげてみると・・・

  • モバイルSuicaから利用履歴を
  • nanaco (ナナコ)から利用履歴を
  • 楽天市場から購入履歴を
  • LOHACO(ロハコ)から購入履歴を
  • ASKULから購入履歴を

などですね。


また「全国3,630の銀行・クレジットカードと連動し経理自動化」といった機能も持っています。現金・銀行口座・クレジットカード・決済サービスなどを「口座」としてまず登録します。そして各口座を同期の設定をすることで、明細を自動で取り込むことができるのです。

記帳の効率化、また簿記がわからなくても記帳ができることもウリの一つになっています。



【6】確定申告までスマホで完結させることが可能です

6-1.個人事業主向けのプランも用意されています

法人向けのソフトなのかと思いきや、個人事業主向けのプランも充実していますね。青色申告・白色申告のどちらの申告書類の作成にも対応しています。またスマートフォン・タブレット専用アプリが用意されています。


これを利用すれば、レシート画像をAIが自動解析してくれ文字情報から自動で経費などを入力してくれます。領収書の管理から、確定申告までスマホで完結させることが可能となっているのです。

6-2.バックアックも細かく安心です

クラウド会計ソフトですからインストールする必要もありません、また細かくバックアップデータを取ってくれるので、システムに何らかの原因がありデータが失われることがあっても、直前のバックアップ時点までデータの復旧が可能といった点が何よりも安心ですね。



【7】freeeは現金主義? いいえ発生主義の記帳に対応しています

7-1.無駄を省きたければ便利なシステムに投資してみることも

発生主義と現金主義の話からソフトの宣伝になってしまいました。ただ作業の無駄を省きたければ、便利なシステムにも目を向けてみてください。世の中には大概の悩みを解決してくれる、スグレモノがすでに用意されているのですから。


freeeヘルプセンターには「発生主義」について、このような解説がなされていました。

freeeは発生主義での記帳に対応しています。
銀行口座と同期した情報を元に記帳する場合でも、その情報は債権・債務の消し込みに用いることができ、次のような流れで処理いただけます。

  1. 発生時に”未決済”状態の「売上高」収入取引を登録(自動で売掛金を認識します)
  2. 上記取引に対して決済を登録(売掛金が消し込まれます)

個人事業主さま向けにfreeeでの現金主義記帳をすすめるコンテンツ(ウェブ記事・書籍等)がありますが、freeeが現金主義の会計ソフトであるというわけではありません。発生主義会計を前提としているが、現金主義での記帳も可能、というのが実態に近いです。




【8】投資とはお金で時間を買うことです

8-1.月額税抜1,980円となっていますが

このクラウド会計ソフト「freee(フリー)」個人事業の経理・申告向けプランの料金を見ると「スタンダードプラン」が月額税抜1,980円となっています。高い安いの判断は、導入後のあなたの作業の改善や合理化で計られます。


雑務はなるべく自動化して空いた時間を有効活用する。その結果毎月2,000円以上のもうけを出せれば、投資の価値は充分ありですね。投資とはお金で時間を買うことでもあるのですから。

8-2.「無料で試してみる」といったサービスも

興味があればこちらをご覧ください。「無料で試してみる」といったサービスもあります。売上・手数料データの取り込みはもちろんですが、

  • レシート画像をAIが自動解析!
  • スマホで申告まで完結できる手軽さ!

こういった機能や使い勝手を見るだけでも無駄にはなりません。詳しい案内はこちらからどうぞ!
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