準備がすべてです!
梱包発送は意外なほど負担がかかるものです、いざ発送時あわてることがないよう準備すべきものとは。また発送方法については「ゆうパック」と「ヤマト運輸」を、また小物発送にはポストに投函できる「クリックポスト」と「レターパック」を解説します。


【1】梱包は意外なほど負担になるものです

1-1.商品に見合う箱がない!

梱包発送業務はリサーチや説明分の作成とは違い単純な作業です、しかし意外なほど負担になるものです。特に梱包ですね、いざ発送しようにも「商品に見合う箱がない」これは電化品を発送する時などによく起きます。





対策はもちろん、準備がすべてです。特に機械ものを出品する時には、せめて箱だけでも準備確保しておきましょう。またプチプチなど緩衝材も必要です。

1-2.見た目の良さよりも

梱包も数が少ないうちはまだいいのですが、「一個一個心を込めて~」などとしていたら時間とおカネの無駄になるだけ。見た目の良さよりも「商品が壊れずしっかり届けられるのか」のほうがよっぽど重要です。


また空箱のありがたみがヒシヒシとしみるのがこの時です、転売を前提にするわけではないのですが、空箱や緩衝材、取説・保証書などの付属品は取っておくと、いざというときに本当に役立ちますよ。

1-3.サイズが上がれば料金も上がります

たとえばゆうパックを利用する場合、縦・横・長さの合計から60~170の7つのサイズに別れ、料金もサイズが上がるほど高くなります。ダンボール箱もサイズ別に仕訳ておき(決して無理することなく)一番料金的に安く収まるサイズで梱包したいところです。


また梱包についてはくれぐれも、雨水などがしみ込まない・緩衝材でしっかり保護固定する、など商品を安全に届けることを第一に、手は絶対に抜かないでください。



【2】用意しておきたい梱包用品とは

2-1.必需品ですね

ありきたりなものばかりですが、あらかじめ用意しておくべき梱包用品をあげてみます。

  • ダンボール箱(スーパーなどで無料で手に入りますね)
  • 封筒
  • ガムテープ・はさみ・カッターナイフ
  • プチプチ(業務用の太巻きタイプのほうが割安です)
  • 卓上シーラー(あると便利、別途解説します)
  • クッション材・古紙・発泡スチロール
  • ハンディラップ(下図参照!バラバラになりやすいものをひとまとめに)
  • OPP袋クリスタルパック(下図参照、雨濡れ対策に!衣類・DVD、本や雑誌など)

などでしょうか。


★ ハンディラップ



★ OPP袋クリスタルパック




【3】これは便利!卓上シーラーの活用法

3-1.プチプチとの相性は抜群です

シーラーとはプチプチなどの開口部を、熱の力で封緘(接着)させるものです。別にテープなどを使ってもいいのですが、確実であり数をこなすのならテープを買うより安上がり、また作業効率も上がります。なんといっても見た目もいいですね!使い方は以下の図の通り、簡単です。


さっそくシーラーを活用し、見栄えよく保護してみましょう。





封緘したい部分をヒーター部にセットしたら、レバーを下まで下げるだけ。レーバーが完全に下に押し下げられると、電流が流れ接着される仕組みです。レバーが上がっている時には触っても熱くはありませんので安心です。





出来上がった袋に本体を入れ最後に口を閉じれば完成です。







3-2.卓上シーラーFR-400A!落札してみませんか

ちなみに写真で使用しているのは「卓上シーラーFR-400A」という商品です。数年前にアマゾンから中古で3500円位で購入しました。あなたも使ってみようかと思ったら、ヤフオクで落札してみるのがベストです。


初心者のうちは、出品することと同じくらい「落札」もするべきです、評価も獲得しておきましょう。もちろん落札するのは必要なものに限ります、そしてもし不要になったら「出品」してしまえばいいのです。



【4】ダンボール箱の高さを低くするコツ

4-1.ひと手間・ひと工夫でしのげる時も多いのです

さいごに梱包テクニックをもうひとつ。高さが余るようなダンボール箱については、カッターで四方に切り込みを入れ内側に折り込むことによって高さを低く調整することが可能です。きれいな折り込みはできませんがガムテープでしっかり固定すれば充分です。こういったひと手間・ひと工夫でしのげる時も多いのです。参考にしてください。





つぎに「コンビニからでも発送可能」なものとして「ゆうパック」と「ヤマト運輸」を、また小物の発送についてはポストに投函できる「クリックポスト」と「レターパック」を解説します。また簡単ですがリスクに対する備えもどうぞ。

【5】ゆうパックとヤマト運輸

5-1.ゆうパックとは

全国の郵便局をはじめ、ゆうパックの取扱いを行っているコンビニからも発送が可能です。なんといっても郵便局が配達してくれる信頼性のほか、

  • 配達日希望サービス
  • 配達時間帯希望サービス
  • 追跡サービス
  • 着払い・代金引換などのオプションサービス
  • Web集荷サービス、また窓口への持ち込みによる値引きも

このようなサービスも豊富、安心して利用が出来ます。

5-2.ゆうパックの料金体系は

  • 発送する荷物のサイズ(7種類あります)
  • 差出地
  • お届け先

によって料金は異なります、詳しくはこちらの都道府県別基本運賃表を参照願います。

5-3.ゆうパックの取り扱いを行っているコンビニは

このコンテンツ作成時においては、

  • ローソン
  • ミニストップ
  • セイコーマート

の三店となっています。

5-4.ヤマト運輸とは

インターネットや電話による集荷依頼、またコンビニからも発送は可能です。さらにクロネコメンバーズなら、

  • 宅急便運賃が最大15%OFF
  • Tポイントサービス
  • 「お届け完了eメール」を設定することにより、荷物の到着完了の知らせを受け取れます。

などのサービスも利用できます。

5-5.ヤマト運輸の料金体系は

いくつかパターンがありますが、その内の二つを紹介します。

  • 一般的な荷物、3辺(縦・横・高さ)の合計が160cm以内、かつ重さが25kgまでの荷物を送る場合はこちらを。
  • 小さな荷物、60サイズ未満の荷物をおトクに送る場合はこちらを。


5-6.ヤマト運輸の取り扱いを行っているコンビニは

このコンテンツ作成時においては

  • セブンイレブン
  • ファミリーマート
  • サークルKサンクス
  • デイリーヤマザキ
  • ポプラ
  • スリーエフ
  • セーブオン
  • ココストア
  • ニューデイズ

となっています。
※一部の店舗では取扱がない場合がありますので、よく確認をしてください。



【6】ポストに投函するだけ!「クリックポスト」と「レターパック」」

次に本や雑誌、CD・DVDなどサイズの小さい商品を発送する時便利な手段をいくつかまとめてみます。

6-1.クリックポスト

日本郵便提供、料金は全国一律198円。





利用方法を簡単に説明すると・・・

  • Yahoo!JAPANのIDが必要です。
  • 自宅のパソコンから宛名ラベルを印刷し、荷物に貼り付けます。
  • あとはポストに投函するだけ。
  • 配達先の郵便受けに届けられます。
  • 支払いはYahoo!ウォレットのみです。

一見面倒くさいイメージもありましたが、本当に簡単便利です。自宅ですべて完結でき追跡サービスも付いています、ぜひ取り入れてみてください。くわしくはこちらを!

6-2.レターパックを使ってみる

日本郵便提供ですね、料金は

  • レターパックライト:370円
  • レターパックプラス:520円

いずれもこの料額印面が付いたA4ファイルサイズ(340ミリ×248ミリ)の専用封筒をあらかじめ購入し、中に規定内の商品を入れ封をしたらポストに投函するだけです。事前に登録などは不要です。追跡サービスもあり配達状況は確認できるので安心です。
このふたつの違いを簡単に説明すると・・・


レターパックライト




  • 厚さ3cm以内、重さ4kg以内です。
  • 配達は、郵便受け(ポスト)に配達されます。



レターパックプラス




  • 重さ4kg以内であれば3cmの厚さを超えても利用可能です。
  • 配達は対面でお届け、受領印または署名をいただきます。


6-3.レターパック、専用封筒はどこで買えますか

日本郵便ホームページで確認すると

お近くの郵便窓口・コンビニエンスストアなどの郵便切手類販売所(一部を除きます)やオンラインストアでお買い求めいただけます。

となっています。どこのコンビニでも取り扱ってはいないようですので注意してください。
・ローソン
・ミニストップ
・セイコーマート
ならそろっていると思いますが店舗の事情もあることでしょう、電話などで確認したほうがよさそうです。いちばん確実なのは最寄りの郵便局を訪ねることですね。


僕は小物を出品する場合、基本的にはこの

  • クリックポスト:198円
  • レターパックライト:370円
  • レターパックプラス:520円

の中よりいずれかを選択してもらっていますが圧倒的に多いのがクリックポストです。当然ながら確実に配達していただいております。



【7】万が一のリスクに備えて

7-1.トラブル回避のために

発送方法はもちろんこれだけではなく、安心安全に配達してくれる手段はいくらでもあります。ただ「万が一」といったリスクには備えておきましょう。追跡番号・問い合わせ番号があれば、少なくても配達状況などの経過はたどれます。手渡しであれば受領印(サイン)も確認できます。





しかし定形外郵便で発送すれば発送費は抑えられても追跡のすべがありません。もし利用されるのならこういった点を前もって了解してもらうことも必要です。ただ我が国の郵便事情から配達が出来ないといったことは、まず考えられませんが。


トラブルの原因を見ると「宛名の書き間違いや読み違い」が圧倒的に多いそうです。発送については追跡手段があるものを選ぶことが無難であり、宛先を間違えなく記入さえすれば大きなトラブルはまず回避できる、と考えてもよさそうです。