【1】オークションの仕組みについて
1-1.出品者と入札
オークションとは競売のことです。特定の商品に対し、最も高い購入希望価格を付けた人が、その商品を購入する権利を得ることが出来るといった仕組みです。そしてオークションに商品を出品した人を「出品者」といい、出品された商品に対し希望価格を提示することが「入札」です。
1-2.出品期限と落札
オークションには出品期限(開始日時と終了日時)が設定されています。その期限内において最高価格を提示(入札)した人が商品を購入する権利を得ます、これを「落札」と言います。またこの人のことを「落札者」といいます。落札者は提示した購入希望価格を出品者に支払い、出品者は商品を発送して取引が成立します。
【2】オークションの魅力とは
2-1.不用品はすべて「商品」に変わります
商品ジャンルも豊富であり、ガイドラインに触れされしなければ本・雑誌・CD・ビデオ・衣類・故障した電化品・記念品・景品・お祝い品・切り抜き・文具・空き缶など、その気になれば自宅にある不用品はすべて「商品」に変わります。
いつまでも押し入れの中で眠らせるより、必要な方に使ってもらえばモノだって喜びます。箱や取説がなくてももちろん出品は可能、極端な話箱や取説のみでも売れる時もあるのですから!
2-2.簡単に参加でき市場規模も圧倒的す
誰でも手続きさえ済ませば簡単に参加できます、利用者数(市場規模)は圧倒的、実店舗の比ではありません。また過去の落札価格や入札履歴なども参照できるので、出品前に落札価格などおおよその見当も付けられます。
またヤフオクではトラブルに備えや「お買いものあんしん補償」といった補償制度を利用することも可能です。
【3】お金のやり取りは「Yahoo!かんたん決済」その方法とは
3-1.ヤフオクが「仲介」してくれるのです
一番不安なことはやはり「金銭トラブル」でしょう。しかし2018年3月からヤフオクでは支払い方法は「ヤフーかんたん決済」のみとなりました。これは商品代金の支払いや受け取りを行う決済サービスのことです。
かんたんに言えば、ヤフオクが出品者であるあなたと落札者の間に入り、お金のやり取りを「仲介」してくれるのです。これによって金銭関係のリスクは大幅に減ったのではないでしょうか。ここでこの決済方法について解説してみます。
3-2.基本的な流れはこうです
- まずオークション終了後、落札者はヤフオクに商品代金の支払いを済ませます。ヤフオクが商品代金をいったん預かるような形ですね。
- 次にヤフオクから出品者であるあなたに対し、落札者より代金支払いが済んだこと、そして商品発送の依頼が行われます。あなたが商品を発送するのはこのタイミングです。
- 商品が届けられると落札者より商品の受取連絡がヤフオクさんに行われます。
この通り取引が無事終了すると、ヤフオクよりあなたに代金が支払いされるといった流れです。
ちなみに「Yahoo!かんたん決済」では支払い方法は、
- クレジットカード
- コンビニ支払い
- 銀行振込
- Yahoo!マネー
- Tポイント
などが用意されており落札者はお好みの方法で支払い方法を選べます。
3-3.事前登録は不要です
利用にあたり利用者事前登録は不要です。お持ちのクレジットカードや金融機関口座があればご利用できます、ネットバンクをお持ちなら便利ですね。なおカードや銀行口座がなくてもコンビニやATM支払いでもOKです。その他詳しい説明はこちらをご覧ください。
【4】CtoC(個人間取引)市場は拡大の一途です
4-1.目的はトラブル防止、より安心安全な取引のため
ヤフオクでは以前金銭のやり取りについては「ヤフーかんたん決済」だけではなく、出品者の口座への振込、商品代引き、現金書留、切手など、出品者と落札者間でのお金のやり取りも普通に行われていました。しかし前述の通り2018年3月1日以降、特定カテゴリーを除き支払方法は「ヤフーかんたん決済のみ」に統一されています。
このシステム変更の目的はトラブル防止であり、より安心安全な取引のためであることでしょう。CtoC(個人間取引)市場は拡大の一途です、メルカリでも売上金を使った商品購入がやめられ、商品購入用のポイントと交換するといったシステム変更がありました。
より安全安心のため、取引条件や決済条件の見直し・改善は今後も図られていくことと思われます。つぎにヤフオク実践に当たり、いくつか注意点をあげておきます。
【5】出品してはいけないものとは
5-1.50項目が謳われています
ヤフオクではガイドラインに触れなければどんなモノでも出品は可能です。ではそのガイドラインにおいて「出品が禁止」されているものとはどのようなものでしょうか。「ヤフオク!ガイドライン細則」を読むと、B.出品禁止物として50項目が謳われています。
いくつかあげてみましょう・・・
- たばこ
- 医薬品
- 化粧品のうち個人が製造したもの
- 人体、臓器、細胞、血液
- 毒物および劇物
- 製品安全4法が指定する商品(ガスこんろ、石油ストーブ、ライターなど)について、安全基準を満たす「PSマーク」がないもの
- 銃器、弾薬あるいは主として武器として使用される目的を持つもの
- 盗聴器、超小型カメラ、赤外線カメラなどの、盗聴および盗撮の手段として用いられるおそれのあるもの・・・
まだまだありますが法で規制されたものや、常識の範疇にあるモノばかりです。しかしこういったことは「知らなかったではすまされません」うっかり出品してしまい違反と見做されてしまわないためにも、規定には必ず目を通しておきましょう。
「ヤフオク!ガイドライン細則」はこちらからどうぞ。
【7】出品や梱包発送に手間がかかります
7-1.準備と時間の確保が必要となります
出品数が増えれば当然手間もかかります、商品を出品するたびに写真撮影や登録作業が発生しますし、管理すべき在庫数もどんどん増えていきます。
こういった準備については日を決めてまとめて作業することはできますが「発送」については自分の都合で後回しにはできません。ただ商品情報登録の際「発送までの日数」として以下の通り選択は可能です。
ただ発送は落札者のことも考え、優先して行いましょう。また梱包にも気を付けなければクレームとなります、しかし必要以上に手を加えれば費用もかさみます。本やCDなどはまだいいのですが、電化品などは梱包テクニックも必要です。落札された後の梱包発送業務には、前もっての準備と時間の確保が必要となりますね。
【8】不特定多数を相手にするリスクについて
8-1.「常識をわきまえない人」も残念ながら稀に存在します
これはヤフオクに限った話ではありません、ネットビジネスは不特定多数を相手にする商売、また実店舗と違いお互い顔が見えません。中には「常識をわきまえない人」も残念ながら稀に存在します。ただあなたが常識的な対応さえいていれば、心配するようなことはありません。気楽な気持ちで、あとは実践あるのみです!
引き続き相場の把握や出品のポイント、そして「稼ぐ」ための攻略法などを細かく説明させていただきます。ただ、まずあなたが最初に行うことは会員登録ですね!登録につきましてはこちらを参考にしてください!