【1】ポイントは市場価値、人気がなければ売れません
1-1.商品カテゴリーを見てピンときませんか
不用品の販売が終わったら、あなたが取り組むジャンルをいくつかに絞り、しばらくは特定商品の仕入・販売に集中してみましょう。
このジャンル選びにおいて一番手っ取り早い方法は、あなたの趣味や好みに合うものです。毎日仕事で使っている手慣れたものでもいいでしょう。現在ヤフオクにおいて、商品カテゴリーはこのように分類されていいます。なにかピンとくるものはありますか。
1-2.ここを見落とすと失敗します
出品する商品に対する知識がなければ、欲しいと思っている方に伝わるような説明文も書けません。したがって趣味や好みまた仕事で活用しているものを選べば、その経験や知識を活用できます。
ただどんな商品でもよいわけではありません、ポイントは市場価値ですね。いくらあなたが詳しい知識を持っていても、人気もなく売れてもいない商品であれば出品しても無駄になるだけ、ここを見落とすと失敗します。
1-3.ジャンル選びに知識や経験は不要です
またいざ仕入を始めてみるとわかりますが、物販で求められる知識は趣味で得たものとはまた違うものなのです。楽器演奏が上手ければ楽器販売にスムーズに取り組むことはできるのでしょうが、物販上の知識はこれから覚えなければならないのです。
さらに言い方を変えれば、楽器の経験など持っていなくてもいいのです。このジャンルに取り組んでみよう!と思ったら知識はあとからいくらでも身に付くものなのです。
1-4.薄利多売でもいいのですが
ジャンル選びのポイントは「人気商品」であることが前提となるのですが、一品当たりのもうけが数百円ではどうでしょう、安定した仕入が見込まれ発送にも対応できれば薄利多売でもいいのですが。
でも副業で行うのなら、せめて数千円以上は欲しいところ。もうけが2000円なら15個売って3万円ですね、利幅は大きいほうが当然ながら効率は上がります。では仕入ジャンルはどうやって選んだらよいのでしょうか。
【2】「落札率」に注目!仕入ジャンルの選び方
2-1.アマゾン転売を行うのなら「売れ筋ランキング」
アマゾン転売を行うのなら「売れ筋ランキング」が参考になります、参考というよりアマゾンに出品するわけですから、こんなわかりやすい資料はありません。
2-2.オークファンの統計データーをつかってみます
ヤフオクの場合も物販には変わりはないため、アマゾンや価格.comなどで売れ筋をチェックすることも、もちろんありです。また様々な分析法もあることでしょう。ここではお馴染みのオークファンの統計データーから「落札率」に注目し人気ジャンルを分析してみますのでぜひ参考にしてください。
例えばある日における、ここ1カ月間の落札率と平均落札額を「オークファン統計データー」より抜き出しまとめてみるとこうなりました。
(※この数値は日々異なります)
オークファン統計データーより、ヤフオク・カテゴリー別落札率と平均落札額一覧
カテゴリ | 平均落札率(%) | 平均落札額(円) |
---|---|---|
チャリティー | 98.5 | 38,530 |
ペット、生き物 | 24.4 | 3,576 |
チケット、金券、宿泊予約 | 8.8 | 5,200 |
食品、飲料 | 6.4 | 10,993 |
花、園芸 | 4.5 | 8,807 |
タレントグッズ | 3.4 | 1,897 |
ビューティー、ヘルスケア | 2.8 | 3,769 |
おもちゃ、ゲーム | 2.8 | 4,587 |
ホビー、カルチャー | 2.7 | 8,747 |
アンティーク、コレクション | 2.5 | 5,787 |
スポーツ、レジャー | 2.3 | 6,982 |
コンピュータ | 1.9 | 9,293 |
その他 | 1.8 | 2,347 |
コミック、アニメグッズ | 1.8 | 2,513 |
アクセサリー、時計 | 1.8 | 13,335 |
家電、AV、カメラ | 1.3 | 11,193 |
ファッション | 1.3 | 5,122 |
事務、店舗用品 | 1.2 | 8,982 |
映画、ビデオ音楽 | 1.2 | 2,844 |
音楽 | 1.1 | 2,050 |
本、雑誌 | 1.0 | 1,676 |
住まい、インテリア | 1.0 | 6,796 |
ベビー用品 | 0.9 | 4,312 |
自動車、オートバイ | 0.4 | 13,555 |
不動産 | 0.0 | 0 |
オークション・フリマの落札相場なら【オークファン】

2-3.狙い目の商品をピックアップしてみると
チャリティー:98.5 %!ずば抜けていますね
さっそく落札相場や現在の出品状況を見てみると、やはりスポーツ選手、アイドルや芸能人の直筆サイン入りグッツなどが多いですね。こんな商品ばかり扱えればもうけものですが仕入れは無理です、狙い目からは除外ですね。
ペット、生き物:24.4 %!
メダカが意外なほど高値で取引されていますね、メダカと言えば趣味の副業が高じて今や年収も1500万円!「猫飯(ねこまんま)」の店長池谷さんが思い浮かびます。もともと生き物を飼育されることが好きだったそうですが、メダカの養殖に目を付けたのは偶然見たヤフオク!だったそうです。
そして配管溶接の仕事をするかたわら養殖ビジネスを始めたのが11年のこと、2年で年収は500万円、そして本業を退職されご自身の夢でもあったメダカ屋さんのオープンに漕ぎつけたそうです。いかがですか、「養殖ビジネス」は意外なほどの高収入をもたらすものとして注目されているのです。興味を持ったらまずはオークションから始めてみることをおススメします。
チケット、金券、宿泊予約:8.8 %、この分野は「狙い目」です
特にチケットですね!ただしチケット転売は「社会問題」と化しています、今後さらに厳しい規制が課せられるのかもしれません。しかし裏を返せばチケットの転売に対し、膨大なニーズがそこにはあるからとも言えるのです。それから開催日を過ぎたらパーです、オークションの終了日時などには気を付けましょう。
花、園芸:4.5 %、面白そうなジャンルです
需要はあってもライバルはいないような気もするのですが、どんなものなのでしょうか。研究してみる価値もあるかもしれません。
家電、AV、カメラ:1.3%、ここで注目したいのが不動の人気を誇る「カメラ」です!
カメラはアマゾン転売においても「定番」です。人気商品ですが相場が変わらないといった特徴があります、また精密商品なのでニセモノがまずありません。10年前のものでも普通に売れますし、故障していてもそれなりの値が付きます。大きさも手ごろで取り扱いやすいこと、そこそこの利幅が期待できることも魅力、難しいことではありませんが検品(キズやカビ・チリ)はしっかり勉強したいところです。ただし、ライバルはたくさんいますよ。
ベビー用品:0.9 %
0.9だけ見れば決して高いものではありませんがこちらも人気は不動です。まあ「いずれ必要となり、いずれ不要となるもの」なので年間を通してみると落札率は安定しています。
おカネになる部品をさがしてみる
それからコンピューターやプリンターのように、故障していても部品取りが可能なものは人気があります、また部品だけで勝負する手もありますね。ギターのピックアップやバイク・自転車用など人気の部品パーツをリストアップしてみましょう。
故障してしまったものでも、その中には思わぬお宝が眠っていることに気付けばもうけもの、タダみたいな金額で仕入れることが出来るものもあるはずです。
【3】季節商品は準備がすべて
3-1.情報には常に敏感になること
落札率のついでに季節商品についても加えておきます。季節商品は準備がすべてです。季節商品は年間で定番商品をピックアップしていくこと、そしてそれらが安く手に入る時期をさがし、ストックしておくことが常套手段になっています。
特にリサイクルショップなど、夏服は一年中出回ることが多いのですが冬物は違うようです。そしてこの冬服、夏と冬では買取価格も売値も変わります。こういった相場を研究してうまく仕入れることにより、まとまった稼ぎになるのです。
【4】耳寄りな情報とは
4-1.今を逃さないために
また情報には常に敏感になることも必要です、
- 限定品の販売(今しか手に入らないもの)
- テスト販売品(お菓子など、静岡県で多く手に入ります)
- 人気漫画の連載終了(終了後、価値が上がる場合が多い)
- 人気漫画やアニメの実写化(関連商品の価値が上がる場合が多い)
こういった話を目や耳にしたときは即行動を起こす習慣を身に付けましょう!やがて目も肥えてくるはずです。
僕は天文ファンではありません、しかしこんな時には天体望遠鏡やカメラ、広角レンズが売れることくらいは想像がつきます。実際家電量販店における望遠鏡の販売は例年の2倍を記録したそうです、情報は山ほどころがっています、先手を打ってください。チャンスはいくらでもあるのですから!
【5】得意な分野を増やしていきましょう
5-1.あとは地道な経験を積むこと
仕入ジャンルの決め方として落札率や季節商品に注目してみましたが、
- あなたの趣味や好みと合うもの。
- まったく知識がないけど取り組んでみたいもの。
- 大きさも手ごろで扱いやすそうなもの。
- ある程度利幅が期待できるもの。
といった条件を加えどんどん開拓していきましょう、とにかくやってみることです。目利きになるコツとは数をこなす以外はありません。自己流ではなく相場やデーターに裏付けされたものを、そして情報通になることも必要です。知識は後からでもいくらでもついてきます!得意な分野、売れる商品をひとつづつ増やし極めていきましょう。